ロボ団群馬のブログ
2.162019
Pythonで2Dゲームを作ろう!「Pyxel(ピクセル)」の紹介
Pythonでレトロゲームを作ろう!Pyxel(ピクセル)の基本・画像読み込み・エディタ起動方法まとめ
Pyxel(ピクセル)は、Pythonでレトロ風の2Dゲームを簡単に作ることができる人気ライブラリです。
最近では「pyxel 画像 読み込み」や「pyxel editor 起動できない」などの検索が増えています。
この記事では、Pyxelのインストールから画像の読み込み、エディタ(Pyxel Editor)の起動方法やトラブル対処までを、初心者にもわかりやすく解説します。
Pyxelとは?
Pyxelは、Pythonで動く2Dゲームエンジンで、レトロなドット絵ゲームを簡単に作れるツールです。
軽量でシンプル、教育用途にも人気があります。
- Pythonだけで2Dゲームを作成可能
- 画像・音・BGMをまとめて管理できる
- 独自のエディタ(Pyxel Editor)を搭載
- 学習用・作品制作どちらにも最適
Pyxelのインストール
まずはPyxelをインストールします。
pip install pyxel
インストールが完了したら、バージョンを確認してみましょう。
python -m pyxel --version
バージョンが表示されれば準備完了です。
Pyxelで画像を読み込む方法(「pyxel 画像 読み込み」でよく検索されるポイント)
Pyxelでは、ゲーム中に画像を表示する方法が2つあります。
① PNG画像を直接読み込む方法
もっとも簡単な方法が、PNG形式の画像を直接読み込む方法です。
pyxel.image(0).load(0, 0, "assets/player.png")
pyxel.image(0):画像を読み込むイメージバンク(0〜2)load(x, y, path):座標(x, y)に画像ファイルを読み込む
例として、キャラクター画像を読み込んで表示するサンプルコードを見てみましょう。
import pyxel
class App:
def __init__(self):
pyxel.init(160, 120, title="Image Load Example")
pyxel.image(0).load(0, 0, "assets/player.png") # 画像読み込み
pyxel.run(self.update, self.draw)
def update(self):
pass
def draw(self):
pyxel.cls(0)
pyxel.blt(70, 50, 0, 0, 0, 16, 16) # 読み込んだ画像を描画
App()
注意: ファイルはPNG形式のみ対応しています。JPEGなどは読み込めません。
② Pyxelリソースファイル(.pyxres)を使う方法
Pyxelでは、画像・サウンド・BGMなどをまとめて管理できる「.pyxres」ファイルを使うこともできます。
これを作成・編集するために「Pyxel Editor」を使います。
pyxel.load("mygame.pyxres")
これで、エディタで作成したリソースを読み込めます。
Pyxel Editor(エディタ)の起動方法
Pyxel Editorは、画像や音を作成・編集するためのツールです。
起動方法はいくつかありますが、最も確実なのがターミナル(コマンドプロンプト)から開く方法です。
ターミナルからPyxel Editorを開く方法
1️⃣ ターミナル(またはコマンドプロンプト)を開きます。
2️⃣ 保存したいファイルのパスを指定して、次のコマンドを入力します。
pyxel edit "保存するファイルパス"
例:デスクトップに「game.pyxres」を作りたい場合
pyxel edit "C:\Users\ユーザー名\Desktop\game.pyxres"
または、カレントディレクトリ(現在のフォルダ)内で作りたい場合は、単純に
pyxel edit mygame.pyxres
と入力すればOKです。
MacやLinuxでは次のように起動します。
python3 -m pyxel edit ~/Desktop/mygame.pyxres
このコマンドでエディタウィンドウが開けば成功です。
エディタではドット絵やサウンドを作成して保存できます。
エディタが起動できないときのよくある原因
「pyxel editor 起動できない」で検索する人の多くが、次のどれかでつまずいています。
- コマンドの打ち間違い:「edit」のスペルや空白位置を確認(正:
pyxel edit) - PythonのPATHが通っていない:この場合は
python -m pyxel editで起動 - 実行フォルダが違う:エラーに「No such file or directory」と出る場合はフォルダを移動して再実行
- macOSのセキュリティ制限:初回起動時は「システム設定 → セキュリティとプライバシー」で許可が必要
どうしても開けない場合は、次のようにモジュール指定形式で実行してみてください。
python -m pyxel edit mygame.pyxres
この方法はどの環境でも確実に動作します。
まとめ:Pyxelで画像とエディタを使いこなそう!
Pyxelは、Pythonでゲームづくりを学ぶための最高のツールです。
画像を読み込む方法と、Pyxel Editorをターミナルから起動する方法を覚えれば、自分だけのゲーム素材を自由に作れるようになります。
- 画像を読み込む →
pyxel.image(0).load() - リソースをまとめて管理 →
pyxel.load("mygame.pyxres") - エディタを開く →
pyxel edit "保存するファイルパス"
これでPyxelの基本操作はマスターです!
次回は、Pyxelでキャラクターを動かす方法や、アニメーションの作り方を紹介します。
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