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Pythonで2Dゲームを作ろう!「Pyxel(ピクセル)」の紹介

Pythonでレトロゲームを作ろう!Pyxel(ピクセル)の基本・画像読み込み・エディタ起動方法まとめ

Pyxel(ピクセル)は、Pythonでレトロ風の2Dゲームを簡単に作ることができる人気ライブラリです。
最近では「pyxel 画像 読み込み」や「pyxel editor 起動できない」などの検索が増えています。
この記事では、Pyxelのインストールから画像の読み込み、エディタ(Pyxel Editor)の起動方法やトラブル対処までを、初心者にもわかりやすく解説します。


Pyxelとは?

Pyxelは、Pythonで動く2Dゲームエンジンで、レトロなドット絵ゲームを簡単に作れるツールです。
軽量でシンプル、教育用途にも人気があります。

  • Pythonだけで2Dゲームを作成可能
  • 画像・音・BGMをまとめて管理できる
  • 独自のエディタ(Pyxel Editor)を搭載
  • 学習用・作品制作どちらにも最適

Pyxelのインストール

まずはPyxelをインストールします。

pip install pyxel

インストールが完了したら、バージョンを確認してみましょう。

python -m pyxel --version

バージョンが表示されれば準備完了です。


Pyxelで画像を読み込む方法(「pyxel 画像 読み込み」でよく検索されるポイント)

Pyxelでは、ゲーム中に画像を表示する方法が2つあります。

① PNG画像を直接読み込む方法

もっとも簡単な方法が、PNG形式の画像を直接読み込む方法です。


pyxel.image(0).load(0, 0, "assets/player.png")
  • pyxel.image(0):画像を読み込むイメージバンク(0〜2)
  • load(x, y, path):座標(x, y)に画像ファイルを読み込む

例として、キャラクター画像を読み込んで表示するサンプルコードを見てみましょう。


import pyxel

class App:
    def __init__(self):
        pyxel.init(160, 120, title="Image Load Example")
        pyxel.image(0).load(0, 0, "assets/player.png")  # 画像読み込み
        pyxel.run(self.update, self.draw)

    def update(self):
        pass

    def draw(self):
        pyxel.cls(0)
        pyxel.blt(70, 50, 0, 0, 0, 16, 16)  # 読み込んだ画像を描画

App()

注意: ファイルはPNG形式のみ対応しています。JPEGなどは読み込めません。


② Pyxelリソースファイル(.pyxres)を使う方法

Pyxelでは、画像・サウンド・BGMなどをまとめて管理できる「.pyxres」ファイルを使うこともできます。
これを作成・編集するために「Pyxel Editor」を使います。


pyxel.load("mygame.pyxres")

これで、エディタで作成したリソースを読み込めます。


Pyxel Editor(エディタ)の起動方法

Pyxel Editorは、画像や音を作成・編集するためのツールです。
起動方法はいくつかありますが、最も確実なのがターミナル(コマンドプロンプト)から開く方法です。

ターミナルからPyxel Editorを開く方法

1️⃣ ターミナル(またはコマンドプロンプト)を開きます。
2️⃣ 保存したいファイルのパスを指定して、次のコマンドを入力します。

pyxel edit "保存するファイルパス"

例:デスクトップに「game.pyxres」を作りたい場合

pyxel edit "C:\Users\ユーザー名\Desktop\game.pyxres"

または、カレントディレクトリ(現在のフォルダ)内で作りたい場合は、単純に

pyxel edit mygame.pyxres

と入力すればOKです。

MacやLinuxでは次のように起動します。

python3 -m pyxel edit ~/Desktop/mygame.pyxres

このコマンドでエディタウィンドウが開けば成功です。
エディタではドット絵やサウンドを作成して保存できます。


エディタが起動できないときのよくある原因

「pyxel editor 起動できない」で検索する人の多くが、次のどれかでつまずいています。

  • コマンドの打ち間違い:「edit」のスペルや空白位置を確認(正:pyxel edit
  • PythonのPATHが通っていない:この場合はpython -m pyxel editで起動
  • 実行フォルダが違う:エラーに「No such file or directory」と出る場合はフォルダを移動して再実行
  • macOSのセキュリティ制限:初回起動時は「システム設定 → セキュリティとプライバシー」で許可が必要

どうしても開けない場合は、次のようにモジュール指定形式で実行してみてください。

python -m pyxel edit mygame.pyxres

この方法はどの環境でも確実に動作します。


まとめ:Pyxelで画像とエディタを使いこなそう!

Pyxelは、Pythonでゲームづくりを学ぶための最高のツールです。
画像を読み込む方法と、Pyxel Editorをターミナルから起動する方法を覚えれば、自分だけのゲーム素材を自由に作れるようになります。

  • 画像を読み込む → pyxel.image(0).load()
  • リソースをまとめて管理 → pyxel.load("mygame.pyxres")
  • エディタを開く → pyxel edit "保存するファイルパス"

これでPyxelの基本操作はマスターです!
次回は、Pyxelでキャラクターを動かす方法や、アニメーションの作り方を紹介します。

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